勺・匁・錘・銑・脹

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 勺    [ しゃく      尺貫法の体積の単位。 1升の百分の一 約0,018 リットル

                       面積の単位。 1坪の百分の一 約0,033 平方メートル 

 匁    [ もんめ    尺貫法の重さの単位。   1貫の千分の一 3.75 g

 錘    [ スイ / つむ   はかりの おもり 「鉛錘」

              < つ む > 糸 を つむぐ道具。また つむいだ糸を 数える言葉 「紡錘」

 銑   [ せん         < ず く >  鋳物 につかう 鉄  「銑 鉄 」

 脹   [ ちょう        < ふくれる > 「膨脹」

 

今朝(4月14日)の 新聞に 掲載されていました、常用漢字から 外された漢字です。

私には... あまり馴染みの無い 漢字(言葉)でしたので ピンと きませんでしたが、

昔に 使われていた 単位 が 主ですね。

 

日本が国際基準(メートル、リットル法 )に合わせようと、昭和34年(1959年)に廃止された

古くから日本で使われていた  尺貫法 ですが...、違反をすると 処罰を 受けたみたいです。

blog123.gif永六輔 さんの 著書  『 職 人 』 にも 書かれていましたが、

メートル法 改正後は、尺貫法を 用いて警察に 連行される人もいたそうです。

 

わかりやすくいえば、

     お酒を  『一升』 と言って売ってはいけない 「1,8 リットル」と 言わないといけない...

 

物差しも 尺寸法の物は 売ってはいけないとのお達しで、

メモリの無い 指矩(さしがね)が 売られたり していました。

 

宮大工の西岡常一棟梁 も 薬師寺の金堂の 修復再現の際、

 

「メートル法の図面にしないと許可が下りないし、それが文化財だと国からの予算もメートル法でないと下りない... 文化庁っていうのは尺貫法、つまり文化を 守る役所だと思いましたがなぁ 」

                                                                          と お手上げだったみたいで、

 

それを 知った 永六輔さんは、古来の伝統を 守る為に 「尺貫法復権運動」を 起こし、

マスコミで発言したり、職人さんたちに呼掛けたり、芝居でのパフォーマンスなどを繰り広げ...

結果、法律は変えられなかったものの、 伝統的な業種における尺貫法の例外的使用 

認めさせることが出来たようです。

これによって、慣例的に尺貫法を使用していた人達が、処罰を受けることもなくなり、

今では尺寸の入った指矩やスケールが普通に売られているようです。

 

 木造建築 、和裁 、醸造業 などでは、なくてはならない 尺貫法は、

法定単位ではないようですが...、現場で働かれる方々には必要な単位なのですね。

 

ちなみに、ネックレスなどに使われる真珠の取引単位の重量単位は、

世界的に  「匁(もんめ、momme)」 が 国際単位として使われています。

 


    [ 長さ ]                                 [ 距離 ]

    1 丈=10 尺= 3.03m                       1 里 = 36 町= 3.93km
    1 尺=10 寸= 30.3cm                      1 町 = 60 間=109m
    1 寸=10 分= 3.03cm                      1 間 = 6 尺= 4.82m
    1 分=3mm1 尺= 30.3cm

    [ 面積 ]                                                    [ 重さ ]
    1 町=10 反=3000坪=99a                        1 貫=1000 匁=3.75kg
    1 反(段)=10 畝=9.9a                               1 斤=160 匁=600g
    1 畝=30坪=99m平方                                1 匁=3.75 g
    1 坪(歩)=6 尺平方=3.3m 平方
    1 尺平方=0.09m平方

    [ 容積 ]
    1 石=10 斗=100 升=0.18 kl
    1 斗=10 升=18 リットル
    1 升=10 合=1.8 リットル
    1 勺= 0.018 リットル

 

 

 

「 うなぎを 焼くのは、身を焦がさないように、タレを 焦がすのがコツです。

バタバタあおぐのは、火を おこしているのわけじゃありません。

落ちた脂の煙で うなぎを包んでるんです 」

 

 

「 残らない職人の仕事ってものもあるんですよ。

えェ、私の仕事は一つも 残ってません。

着物の しみ抜きを やってます。着物の しみを きれいに抜いて、

仕事の跡が 残らないようにしなきゃ、私の仕事になりません 」

 

 

「 人間、ヒマに なると 悪口を言うようになります。

悪口を 言わない程度の忙しさは 大切です 」

 

永 六輔さん著 『職人』より 職人衆語録 抜粋

 

 

渡る世間に鬼はない

( 日めくりカレンダーより ) 

 

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このページは、kadomaが2010年4月14日 17:32に書いたブログ記事です。

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