プロフィール

profile


このブログを管理している【ワタナベ】と申します。
神奈川県のクリニックで働く医師です。
以前は東京で勤務していましたが、転職したのを機に神奈川県に引っ越しました。
東京と比べてメリットやデメリットもあると思います。
ですが、私は家族と一緒に神奈川に引っ越してきてよかったと思っています。
神奈川の今の病院に転職したときに、私が調べたことや感じたことをつづっています。誰かのお役に立てれば幸いです。

  1. 医師不足と偏在が深刻化する神奈川県

医師不足と偏在が深刻化する神奈川県

  全国でも医師不足の問題が深刻な神奈川県

日本全体で問題となっている医師不足ですが、各地域に目を向けてみても、特に深刻なエリアがいくつか存在し、医師の偏在とともに改善を急ぐべき課題となっています。
神奈川県は、その特に深刻なエリアに含まれており、県をあげての対策が急がれる現状があります。

医師数を確認・比較する際にしばしば用いられる、人口10万人あたりの医師数ですが、全国の平均は233人ほどとなっている中、神奈川は201人程度と、30人以上も少ない状態です。
これは全国でも40位前後を推移しており、ここからも医師不足がかなり深刻化していることがわかるのではないでしょうか。

医師の絶対数と、人口10万人あたりの医師数そのものは年々増加しています。
しかし、他のエリアも増加しているため順位はさほど変わらず、日本の中でも医師の不足状態が深刻な地域というイメージが回復できないでいるのです。
これはもちろん、医師の求人数とも関わってきます。
医師の数が少ない地域では求人案件が多く出現し、それが落ち着くことはありません。

また、地域格差という問題も神奈川県内には存在しています。
横浜南部や湘南西部、相模原、川崎南部あたりは比較的医師の数が多いのですが、横浜北部、県央、県西あたりは、より医師が足りない状況が続いているのです。

  特に医師の不足が叫ばれる診療科目とは


画像引用元:http://www.matubara.tokushukai.or.jp/medical/

上で紹介した人口10万人あたりの医師数で見ると、救急科に関しては全国で15番目に多いエリアとなっており、この分野の医師はそれなりに充実していると見ることができます。
しかし、内科や外科、産婦人科などは全国でも40番目前後の悪い数字が出ています。
また、小児科医の不足も叫ばれており、全国で30番目あたりと、こちらもやはり良い数字とは言えません。

これらの診療科目に関しても、もちろん地域ごとに偏在が見られ、病院や診療所が少ない地域では、必然的に医師の数も少なくなってしまうという問題を抱えています。

神奈川県も、これに対策を一切していないわけではありません。
医師を確保するために必要な各センターを設置したり、医師の育成等を目的とした修学資金貸付制度を整えたりなど、あらゆる取り組みをしているものの、まだその効果が顕著に出るには至っていない状況なのです。

特に医師不足の深刻化が叫ばれる地域では待遇も良くなっている傾向が見られるため、同県内の医療機関へと転職を検討するのであれば、こうした点にも目を向けてみてもいいのかもしれません。

まとめ

  神奈川県は医師不足が深刻なエリアで特に『横浜北部、県央、県西あたり』は常に医師が不足している。
  内科・外科・産婦人科・小児科は医師が不足していて求人数も多い。
  医師不足の地域では医師求人の待遇がよくなっている傾向